春節(中国の正月休み)も明けたので続々と新機種が出てくると思います。rDNA40で度々紹介させていただいた温度検知機能もSMOKを始めとして他メーカーでも出てくるのではないでしょうか。 そのSMOKですがXPRO M80 plusというテクニカルMODに温度検知機能が搭載されています。
表示が天地逆なんです。
Vaporshark rDNA40の半額以下という価格で80Wまでの出力、加えて温度検知機能がついています。オマケ機能ではあるのですがロックされているときにパフボタンを押すと時間と日付が表示されます。地味ですが腕時計を持たずにスマホで時間を見る自分だったら便利に思える機能です。YouTubeや海外のフォーラムではすでにレビューが出てきており、M80の温度検知機能についても少しづつわかってきました。例えば、、
・DNA40搭載機同様、温度検知機能を使うにはNi200(ニッケル)ワイヤで作られたコイルが必要
・温度設定で上限を設定し、温度検知モードに切り替えて使う(モードはVW, VV(メカニカル), 温度検知の3つ)
・設定可能温度については公式サイトでは100〜600degreeと書いてあり、グラフには℃になっているか℉の間違いでは?
・温度検知モードにするとミストの立ち上がりがrDNA40と比較して5秒くらい遅い(同じコイルビルドで)
通常画面の表示は項目の位置から表示フォントまでDNA40とそっくりでした。で、今後も温度検知機能と称したものがあれこれ出てくるんだろうとは思うのですけど、残念ながら本当に温度を検知しているわけではないというのは以前書いた通りです。推測ではありますが抵抗値と温度上限設定値、設定電力値、通電後の経過時間などを用いて特性曲線を計算し、通電時の電力を変化させているのではないでしょうか。温度を設定する電化製品は身の回りにあれこれありますが、実際のところ表示上の温度と実際の温度が一致しているものがどれくらいあるのかはわかりません。rDNA40などの温度検知機能も正確なコイル表面の温度を測定して表示しているのではなく、通電時の出力を調整する為の目安でしかないと考えればなんとなくですがわかったような気になります。温度というキーワードを用いて、宝探しをするようにユーザーがベストなセッティングを探したりするための仕掛けと思うとちょっとワクワクしたりもします。もちろんそんな曖昧な理由ではなく、安全に使えるようにするための機能であるというのが大義ではあると思いますが、それにしてはまだ御粗末というか・・・Ni200限定であるとか、挙動が安定しない(DNA40では0.16オームのセッティングが最も正確であるといわれていますが0.01単位の計測が果たして正しいのかどうかがわからない)とか、今回のM80のように特性曲線が異なっているであるとか・・まだまだ温度検知機能については課題が多いなというのが個人的な見解です。 なんだっけ、次回は脱力ネタを書きますとか書いてた覚えがあるのですが ここ1週間くらいこんなことばかり考えてたり調べてたりしてたので先に書いてしまいました。
0.16オームじゃないですが、最近自分がビルドしたNi200コイルでコットンが焦げにくく長持ちしたセッティングを紹介しておきます。
◆AWG30 (30ゲージ)
◆3mm径で11巻(マイクロコイルにはしない)
◆rDNA40上の抵抗値は0.24オーム(変動なし)
◆480℉(前述の記事より設定を華氏に切り替えています)
◆16W
RDAはinnokin exthermalです。